観福寺について

おおよそ800年前に、空尊僧正により衆生の願い事を何時でも何処でも聞いて下さる『千手観音菩薩』を本尊とし開山した。

山号は、当時の字名が奈良の吉野と同じだった為、大峰山に因んで御嶽山と付けられました。

当寺は、甲州街道沿いの宿場町『吉野宿』の近くにあり、『矢部の観音様』として親しまれ、遠方からの参拝客も多く訪れていました。

現住職真盟代に庫裡を平成4年に、本堂を平成11年に新築し、寺院の威容を整えました。

墓地には正徳・享保など江戸中期を中心に、当山の住職であったであろう僧侶の墓、卵形塔が十余基残されています。

津久井観音霊場21番札所であり、6年ごとに御開帳法会が行われ、多くの参拝者が訪れます。

御開帳法会は子年と午年に行われ、12年に2回しか観音様を拝顔出来ない貴重な機会です。

御本尊千手観音菩薩・大日如来・弘法大師像(いずれも江戸中期作の木像)を安置しており、平成11年に本格的修理を施しました。

寺宝として十界図二部(地獄絵図)が伝わっています。

また、内陣には八祖大師像が祀られています。

内陣横には位牌堂があり、先祖供養の位牌を納めております。

境内には、子安水子地蔵をお祀りし、子供達の成長を見守っています。

また、自然豊かな土地に囲まれており、春は椿、夏はさつき、秋は紅葉、冬は南天と多くの草花楽しむこともできます。

本堂裏手には、義経千本桜の一本を移したと伝わる『緋寒桜』の子孫が今もなお咲き誇り、お参りに来た方々の目を楽しませています。

皆様の御参拝をお待ちしております。

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